2025年10月11日(土)・12日(日)、岡山国際サーキットにて、フォーミュラドリフトジャパンの第6戦(最終戦)が開催されました。
エヴァレーシングからは、村上選手がドライブする「エヴァRT 初号機 VILLAGE UP GR86#610」と益山選手がドライブする「エヴァRT 2号機 WATARU530 GR86#530」そしてエコー・ガオ選手がドライブする「エヴァRT 8号機 POP RACE X 1087X PANDEM S13#919」の3台での参戦となりました。
競技区間はホームストレートからスタート。1コーナーに向けて振り出したあとはアウトゾーン1を通過し、振り返してアウトゾーン2へ。そのままコンクリートウォールが設置されたアウトゾーン3に突入し、振り返してインクリップを抜けフィニッシュとなる特設コースとなります。
◇11日(土)予選
まずは村上選手の1本目。
1コーナーに向けての飛び込みは良い勢いに見えたものの、アウトゾーン1のコース幅を若干余らせてしまい、アングルも浅くなってしまった。その先の後半セクションはうまくまとめることができ、72点を獲得しました。
さらなるポイントアップを目指したい2本目でしたが、各アウトゾーンで減点ポイントが加算される形となり、66点に留まることとなった。
結果、1本目の72点が最高点となり、32位で見事予選通過となりました。
続くエコー・ガオ選手の1本目。1コーナーに向けアグレッシブな飛び込みを見せたものの、立ち上がりで左のリアタイヤがアウトゾーン1をはみ出してしまい、減点に。その後はうまくまとめて73点を獲得しました。
2本目はアウトゾーン1をうまく修正し、また、アウトゾーン3にかけてもウォールギリギリの飛び込みをみせ、さらに得点を伸ばすことに成功。結果、見事82点を獲得し、11位で予選通過となりました。
そして益山選手。先日行われた本場フォーミュラドリフトUSAでもベスト16を獲得した勢いもあり、今大会も期待がかかります。
1本目は勢いのある飛び込みと安定したマシンコントロールでアウトゾーン1を通過。アウトゾーン2にかけてもコース幅ギリギリを攻め、さらにゾーン3ではウォールスレスレの距離感でクリアし、全体をまとめることに成功。結果80点をマークしました。
2本目も1本目同様、全体的にはうまくまとめられたものの、クリップを若干外してしまうなどの減点が響き、78点と得点を伸ばすことはできませんでしたが、16位で見事予選通過となりました。
◇12日(日)決勝 TOP32
エヴァレーシング最初の対戦は村上選手と予選1位通過の箕輪選手。
村上選手の後追いで始まったRUN1。アウトゾーン1では良い追走を見せたものの、その後の振り返しからゾーン2にかけて、トラクションのいい箕輪選手に対して少し遅れをとる形となり、アドバンテージを与えてしまうこととなりました。
入れ替えてRUN2は、しっかりと自分の走りをすることができましたが、1本目のアドバンテージを覆すまでには至らず、残念ながら敗退となりました。
続いてのエヴァレーシング益山選手の対戦相手は、ジェリー・ジュ選手。RUN1先行の益山選手は角度、スピード共に申し分ない走りを見せ、特にゾーン1から2までの振り返しで後続を引き離すほどの勢いを見せました。
その後の後追いのRUN2でもしっかりと近い距離感を維持し、益山選手がTOP16へ駒を進めました。
次の対戦はエコー・ガオ選手とベテランじゃまけん選手。まずはエコー・ガオ選手先行のRUN1。昨日の予選での走りと同様に、1コーナーに向けての勢いのある飛び込みから、アウトゾーン2から3にかけてもスピードを維持し、先行としては完璧に近い走りを見せました。
入れ替えての後追いのRUN2。1コーナーの飛び込みに向けて良いアングルで入っていくも、先行のじゃまけん選手にうまく合わせることができずに姿勢を乱してしまいます。そしてそのままアウトゾーン1で3輪を脱輪してしまうこととなり、大きな減点となってしまいました。
結果、先行では良い走りができていたものの、後追いでのミスが響き、ここで敗退となってしまいました。
◇TOP16
TOP16に勝ち進んだ益山選手の対戦相手は、予選1位通過で村上選手を破った箕輪選手です。
まずは益山選手の後追いで始まったRUN1。トラクションの良い箕輪選手に対して、しっかりと近い距離を維持しながら1コーナーへ飛び込んでいきます。そしてそのままビタビタの距離感を維持しながら、アウトゾーン1を通過、振り返してのアウトゾーン2,3も終始ビタビタを維持したまま走行を終えます。
攻めに攻めたRUN1となりましたが、先行の箕輪選手も安定感のある走りで大きなミスもありませんでした。
続く益山選手先行のRUN2。ミスが許されない中、1コーナーからアウトゾーン1に向けてほぼ完璧な飛び込みを見せます。しかし箕輪選手もそれにビタビタで続き、その後も終始ビタビタの距離感で走行を終え、両者これといったミスもなく、結果は引き分けのワンモアタイムとなりました。
ワンモアタイムのRUN1。後追いの益山選手ですが、先ほど同様に箕輪選手のサイドにビタビタで攻めていきプレッシャーを与えます。それでも先行の箕輪は自分のラインを乱すことなく、ほぼ完璧な角度とライン取りで最後まで走り切りました。
入れ替えてのRUN2。益山選手も先行で勢いのある走りを見せるものの、ゾーン3で箕輪選手よりも少しだけ寄せきれなかった点と、その先のクリップを若干外してしまったことが減点のポイントとなり、残念ながらここで敗退となってしまいました。
◇村上選手コメント
岡国のセットアップに変えて去年より安定して練習が出来て前回から気になっていた加速もコンピュータで制御をかけたりして加速し易くなったりといろんなことを変更し予選に挑みました。
予選一本目の順番待ちの時に走らない人など出たりして走行順序が急遽変更になったりして出るのが遅くなりウォームアップ無しで走ることになり、タイヤを温める事が出来なくて72点で気持ち的に少しテンションが下がってしまい2本目も伸びずボーダーラインギリギリの予選結果待ちとなりチーム全員で通過を祈っていました。
結果は32位で予選通過となり決勝トーナメントに残ることが出来ました。が相手はトップ通過の箕輪選手となり初めての対戦となりました。
決勝トーナメントの朝からの追走練習もまずまずな練習ができました。
ベスト32の戦いで後追いスタートし1ゾーンで思ってた以上に遅く先行車両がなかなか前に進まず手前で振り返すしかなくなりラインが乱れ負けてしまいました。
今年一年はマシンの原因が分かりパワステが直りフラットシフトの誤作動や電スロを変えて調子が良くなりましたがそれに伴った走りが出来ない一年になりましたが、沢山のエヴァファンの方に応援してもらいチームスタッフや関係者の方々には沢山支えられサポートして頂き感謝しています。
今年悔いが残ってしまった走りは来年にぶつけたいと思っています!
引き続き応援宜しくお願いします。
◇益山選手コメント
トップ16の対戦相手は、アメリカのFormula Driftでチームメイトの箕輪選手でした。
本国FDでも優勝経験があり、世界トップクラスドライバーの一人です。
プライベートでも一緒に練習を行う仲ですので、お互いに全力をだして戦うことが出来ました。
一回目の追走では、ほぼ差がない僅差でワンモアタイムとなりました。
ワンモアタイムでもお互いにミスなく接戦でしたが、後追いの精度で負けてしまいました。
最終戦となる今回ラウンドでは勝ち上がることはできませんでしたが、今シーズンで一番良い走りが出来たと思っています。
今年度は時間がないなかでの車両製作となりましたが、エンジンミッションにトラブルを抱えることもなく走りきることが出来て
ホッとしています。
今シーズンからの新しいチャレンジに協力していただきスポンサー各社様には心から感謝しています。
来年度は日本とアメリカの両立が出来るように努力していきますので、引き続きよろしくおねがいします。
◇エコー・ガオ選手コメント
今年のFDJ最終ラウンドは10月10日から12日に開催されました。
岡山は、速くて楽しいので、FDJ のお気に入りのコースのひとつです。
しかし、練習日にエンジンブロー🥲を経験しました。ピストンがエンジンブロックに2つの大きな穴を開けてしまいました。幸いにも、2jzの純正スペアエンジンがあったので、それをS13に搭載しました。
以前ほど馬力も回転数も出ていなかったにもかかわらず、再び競技に参加することができてとても幸運で嬉しかったです。
予選は82ポイントで11位となり、とても満足しています。タイヤの空気圧を非常に高く設定していたので、馬力を抑えながらもラインをうまく走れました。
Top32でjyamakenと対戦して負けました😭正直に言うと、タンデム練習ではあまり良い感触がありませんでした。一緒に練習したドライバーの誰にも追いつけなかったからです😭
今シーズンがこんなに早く過ぎてしまったなんて信じられません。一年中 EVA レーシング チームに所属できて本当に楽しかったです❤️
この素晴らしい旅の間、私を支えてくれた皆さんに心から感謝します❤️❤️❤️
私はこれからもドリフトの夢を追い続け、誰もが情熱を注げるものを見つけられることを願っています❤️
◇松田彩花コメント
こんにちは!
エヴァンゲリオンレーシングサーキットメイト2025アスカ役の松田彩花です❤️
FDJ 最終戦in 岡山国際サーキットお越し頂いた方も、生中継でご覧頂いた方も2日間ありがとうございました❣️
会場は沢山のドリフトファンの方でいっぱい🙌グランドフィナーレもサイン会も盛り上がりました🎉
予選は3台とも決勝進出し、村上選手、エコーガオ選手が共にTOP32益山選手TOP16の結果となりました👑✨
2号機カラーの530号車、益山選手の決勝は先行後攻ともギリギリを攻めた白熱試合となりワンモアタイムまで持ち込みました!客席も大盛り上がりの、素晴らしい試合に拍手です😭👏
そして1年間、FDJ2025シリーズ、エヴァンゲリオンレーシングの応援ありがとうございました🌟エヴァレーシング15周年、エヴァンゲリオン30周年の記念すべき年にこうしてサーキットメイトとして活動できた事嬉しく思っています🌸
昨年よりもドリフトの知識が増えて、試合を観るのがより一層楽しい1年でした!今年からの試みだったPITツアーに参加してくれた皆さんもありがとうございます😊
昨年から一緒のありさちゃん、新メンバーのるなちゃん
2人との思い出もたくさん💓
エヴァンゲリオンレーシングとしてはまだSuper耐久が2戦控えています!
最後まで応援よろしくお願いします❤️🔥
ドリフト最高‼️
◇雪野るなコメント
真希波・マリ・イラストリアス役、雪野るなです。
FORMULA DRIFT JAPAN RD.6 岡山国際サーキットお疲れ様でした!
10月の岡山は少し涼しく、カラッとしていて過ごしやすい気候でした。
天候にも恵まれてついに最終戦、ドキドキで迎えた朝でした!
予選では3選手とも決勝に進むことができました。今シーズン後半戦からは着実に決勝に進むことが多く、3台ともに調子が安定してきたのかな、と感じさせてくださる走りでした。
特にエコー・ガオ選手は予選11位と、最終戦にして1番の好成績を見せてくださいました。
決勝では益山選手がTOP16に進みました。
2号機益山選手と、箕輪選手との戦いは手に汗握るものでした…!
会場から拍手が上がるほどの良い走りを2選手ともに見せてくださり、
ワンモアタイムとなっての決着はわずかなゾーン位置の優劣での決着となりました。
決勝戦、益山選手は合計6回の走行で良い走りを見せてくださっていたので、応援にも力が入りました。悔しい結果となりましたが、「決勝戦みたい」と言われるほどに観客の熱も高まる、良い走りを見せてくださいました!
今シーズンのFDJは幕を閉じました。
4月の私は初めてのレースアンバサダー、初めてのドリフト大会で、何も分からないところからのスタートでした。
ルールを覚え、チームの皆さんの活動を知り、選手とお話させていただき、皆さんのドリフト熱を浴びてどんどんFDJが大好きになった1年間でした。ドリフト、とっても面白いです!
今年はピンクのカラーリングの8号機が発表された幸運な年に務めさせていただきました。
最高にかっこいいマシン達と選手と共に走った今シーズンはこれで終わりなのかと思うと、とても寂しいです。
ですが、来シーズンは今シーズンの盛り上がりを引き継いで、もっともっと盛り上がりますように!!
応援していただいたファンの皆様のおかげで、エヴァンゲリオンレーシングは今シーズン走ることができました。FDJ2025 初号機、2号機、8号機を応援してくださり本当にありがとうございました!
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