2025年9月6日(土)・7日(日)、グランスノー奥伊吹特設会場にて、フォーミュラドリフトジャパンの第5戦が開催されました。
エヴァレーシングからは、村上選手がドライブする「エヴァRT 初号機 VILLAGE UP GR86#610」と益山選手がドライブする「エヴァRT 2号機 WATARU530 GR86#530」そしてエコー・ガオ選手がドライブする「エヴァRT 8号機 POP RACE X 1087X PANDEM S13#919」の3台での参戦となりました。
競技区間は坂道の途中からスタートし、坂を登りながら加速。振り出したあとはアウトゾーン1&2を通過し、橋を通過した後は振り返してコンクリートウォールが設置されたアウトゾーン3に突入。続いてウォール沿いのアウトゾーン4を抜けフィニッシュとなる特設コースとなります。
◇6日(土)予選
前日までの激しい雨から一転、久々に晴天の下での予選となりました。
まずはエコー・ガオ選手の1本目。レース前に一番苦手なコースと語っていたガオ選手でしたが、その苦手意識からか、1ゾーンの飛び込みでラインが小さくなりアウトゾーンから離れてしまう。その後はいいラインを通ることができたものの、1本目は64点にとどまった。
2本目はその点を修正しアウトゾーン1をしっかりととることに成功。得点を68点に伸ばし、30位で予選通過となりました。
続く村上選手の1本目。大会前のテスト走行でセットアップがハマり、マシンに手応えを感じていると話していましたが、その意気込みの通り、アウトゾーン1への飛び込みに対し、しっかりとアングルをつけて入っていきました。アウトゾーン2〜4も正確にトレースし、77点を獲得することに成功しました。
2本目は大きなミスはなかったものの、得点を伸ばすまでには至らず、75点を獲得。村上選手にとって今季最上位の14位で予選通過となりました。
そして益山選手の1本目。アウトゾーン1はしっかりとトレースしたものの、アウトゾーン2にかけて多少小回りになってしまったことで得点は72点となりました。
続く2本目はさらに深いアングルでアウトゾーン1を通過し、1本目イマイチだったアウトゾーン2もしっかりとトレースし、残りのアウトゾーンも正確にトレース。78点に得点を伸ばし、13位を獲得。予選通過となりました。
◇7日(日)決勝 TOP32
エヴァレーシング最初の対戦は益山選手VS杏仁選手。先行の益山選手、後追いの杏仁選手ともに大きなミスも見られない綺麗な追走で1本目を終えました。
入れ替えての2本目は1ゾーン進入で先行の杏仁選手が少し姿勢を乱し脱輪。3ゾーンでも姿勢を崩したことで、益山選手の勝利となりました。
続いてエコー・ガオ選手のTOP32、対戦相手は同じ中国出身ドライバー、葉 志成選手。後追いのエコー・ガオ選手は葉 志成選手に比べて1ゾーンを小さく回る形になったことが響き、葉 志成選手に若干のアドバンテージを与えてしまう。
しかし、続く先行ではエコー・ガオ選手の思い切りのいい飛び込みに対し、葉 志成選手は更に飛び込んでしまった形となり、オーバーシュート。この際の葉 志成選手への減点が大きく影響し、見事エコー・ガオ選手が、今季初となるTOP16へ進出しました。
直後に行われた村上選手のTOP32。対戦相手は濱田選手です。先行で各アウトゾーンの要所を押さえた綺麗な走りを見せた村上選手に対し、対戦相手の濱田選手がゾーン1,3でミスをしたことで、村上選手に大きなアドバンテージを得ることになりました。
続く後追いでミスのない走りができれば勝利となる状況でしたが、スタート直後の1ゾーンで姿勢が戻ってしまい、アドバンテージを失う大きなミスを犯してしまうこととなってしまいました。これによりワンモアタイムのジャッジがくだり、再度対戦を繰り返すことになりました。
ワンモアタイムでは大きなミスはなかったものの、後追い時に濱田選手から若干離されてしまったことが採点に響き、TOP32で敗退という結果となりました。
◇TOP16
TOP16に勝ち進んだ益山選手とエコー・ガオ選手。まずは益山選手が大湯選手との対戦となりました。大湯選手はご存知の通りスーパーGTやスーパーフォーミュラなど、国内トップカテゴリーで活躍するドライバーです。ドリフトを始めたのは今年に入ってからということですが、ここまで素晴らしい走りを見せ、TOP16まで勝ち上がってきました。ちなみに大湯選手も育成カテゴリー時代には2号機カラーでエヴァレーシングのドライバーを務めていた過去があります。
そんな縁のあるこの対決ですが、まずは益山選手が後追いとなり、大湯選手に迫ります。アウトゾーン1から2にかけてはしっかりといい距離感でついていっていましたが、アウトゾーン3にかけては少し距離が開く展開に。その後少し小回りになるような形になり、大湯選手に若干のアドバンテージを与えてしまうことになりました。
続く先行のラン2では、アドバンテージを挽回するかのようにスピード、キレ、角度ともに全力を出し切った走りを見せましたが、大湯選手が更にそれを上回る形となり、ジャッジは大湯選手に。益山選手は惜しくもTOP16となりました。
続いてエコー・ガオ選手のTOP16。対戦相手は村上選手を下し、勝ち進んできた濱田選手です。濱田選手には今年一度敗戦を期しているだけに、なんとか勝ち進みたいところです。
後追いで始まったラン1。スピードのある濱田選手に対して、くらいついていこうとするエコー・ガオ選手ですが、スピードを優先するあまり、ほぼ全てのゾーンでラインが小さくなってしまいます。入れ替えたラン2は1ゾーンこそ、いい飛び込みに見えたものの、その後の各ゾーンでは角度とラインが小さくなってしまいました。
結果濱田選手に軍配が上がり、エコー・ガオ選手はTOP16という結果になりました。
◇村上選手コメント
レイアウトは去年とほとんど同じでLineをはみ出してしまうと減点が多くなるイメージでした。
練習の時から乗れてるイメージでいろんなことを試してみたりしました。
足はセットアップを変えたので走りやすく安定した感じでしたが、パワーやトルクがあるのと上り坂なので余計に下から空転してしまい加速の仕方ばかりを意識していました。
予選一本目77点で2本目に攻めた走りをしようと思って3ゾーンまでアクセル全開で走っていたら振り返しが壁間近になってしまいアングル点が伸びず14位通過で終わりました。
決勝トーナメントの追走の時に相手についていくのが難しく離されてしまいました。トルクがある分、もう少しトラクションを掛けて前に進むセットに変えて次の最終戦の岡山国際では良い結果が出るようにチーム一丸となり頑張っていきます。
◇益山選手コメント
今ラウンドでは、細かい車両トラブルはありながらも、最後まで走りきることが出来ました。現在の課題であるマシンの車両重量による不利な部分が浮き彫りになったラウンドとなりました。
軽量化に向け部品手配はトライしたものの、パーツの納期的に間に合わないこともあり改善が間に合いませんでした。
しかしシリーズランキングも着々と上がってきています。
最終戦では少しでも良い結果を出し、来年へ向け良い流れが作れるよう努力していきますので、引き続き応援の方よろしくお願いします。
◇エコー・ガオ選手コメント
9月6日と7日は第5戦奥伊吹でした。正直に言うと、奥伊吹は全6戦の中で一番苦手なコースです╭(°A°`)╮。1コーナーに山があるから。シミュレーターで練習すると、いつもクラッシュして川に落ちてたんです(/_\)
外側のクリップ 1 のほとんどの部分を逃したため、30 位で予選を通過しました。
トップ32では、同じく中国人の旧友、葉志成と対戦しました。以前、中国で一緒に練習したことがあったので、彼と対戦するのはとても安心感があり、ワクワクしました。彼とのチェイスランは、私のFDJキャリアの中でも最高のランの一つだったと思います。🥰
ついにトップ16入りし、ライブストリームで紹介されることができて、とても興奮しました。
でも残念ながらトップ16で浜田清文さんに負けてしまいました_(:зゝ∠)_ 今年2回目の対戦ですが、すでに2回負けています🥲🥲🥲次は勝てるといいな!
いよいよ岡山での最終戦が近づいてきました。とても楽しいコースなので良い結果を出せることを願っています。
皆さんの応援のおかげです!岡山でお会いできるのを楽しみにしています!❤️❤️❤️
エコー
◇赤城ありさコメント
綾波レイ役のありーこと赤城ありさです。
Formula Drift Japan Rd.5 in グランスノー奥伊吹は、雨予報を跳ね飛ばし天候に恵まれた大会となりました!
奥伊吹はスタートからフィニッシュまでスタンドから観戦できるコンパクトなサーキット。
コーナリングの侵入速度やより深い角度で迫りくるマシンたちを間近でみることができ、大迫力でしたね!
そしてエヴァンゲリオンレーシングは村上佳選手がTOP32、益山航選手とエコー・ガオ選手がTOP16と、過去最高の成績を残すことができました。
開幕戦からマシントラブルに悩まされてきましたが、選手チーム一同の頑張りや皆さまの応援の力もあり、シンクロ率はぐんぐん伸びています。
今回の赤城的見どころは、エコー・ガオ選手VS濵田清文選手の追走バトルでした。
益山選手が惜しくもTOP16に確定した後、プレッシャーの中挑んだであろう追走。どちらも素晴らしく、コース幅を限界まで使いながら走り切りました。甲乙付け難く、結果が出るまでの時間を果てしなく長く感じました。結果惜しくも敗れてしまいましたが、今までで一番痺れる走りを魅せてくれました。ガオちゃん本当にお疲れ様でした!
次戦は10/11,12岡山国際サーキットで開催されます。
アスカ役の松田彩花ちゃんとマリ役の雪野るなちゃんが応援に駆けつけてくれますよ!
最終戦もエヴァンゲリオンレーシングの応援、よろしくお願いします!
◇雪野るなコメント
真希波・マリ・イラストリアス役、雪野るなです。FORMULA DRIFT JAPAN RD.5 グランスノー奥伊吹 お疲れ様でした!
RD.4は私はお休みでしたので、1回空いての参戦でした。RD.4では3台とも決勝に進みだんだん調子が上がってきたと聞いていて、楽しみにしていました!
1日目、会場に到着するとひんやりとした空気が涼しく気持ち良い朝でした!
グランスノー奥伊吹で1番驚いたのは、観客席の近さです。至近距離で見るドリフトは迫力が大きく、ドキドキしました!
予選では村上選手が1走目から77ポイントと、調子の良い走りを見せてくださり、3台とも決勝に進みました。
エヴァレーシングだけでなく、他の選手も調子が良いい選手が多かったようで心配でしたが無事進みほっとしました!
2日目の決勝では、益山選手とエコー選手が勝ち進み、セレモニーとなりました。
セレモニーはかなり暑い中でしたが、お二方とも終始ファンの皆さんに明るく笑顔を見せていらっしゃったのが印象的でした!
結果は2選手ともTOP16となり、だんだん調子を上げているエヴァンゲリオンレーシング、最終戦RD.6に期待を持てる結果となりました!
先着3名様限定で私たちがピットを案内している「PITツアー」は今回すぐに完売だったようですし、ステージでも、たくさんのエヴァサポの皆さんが熱く応援してくださいました。
皆さんの応援のおかげで私たちもノリノリに楽しく立つことができています!
選手やチームの皆だけでなく、私達サーキットメイトを併せて応援してくださり、たくさん元気をもらっています。いつも本当にありがとうございます!
次回最終戦RD.6は岡山国際サーキットです。私も応援に行きます!
最後までエヴァンゲリオンレーシングへの熱い応援をよろしくお願いします!!
◇限定PITツアー
今回のFDJでもサーキットメイトがアテンドする限定PITツアーを実施しました!普段は入ることのできないチームのPITで、記念撮影も。 次戦はいよいよ最終戦10月11-12日に岡山国際サーキットでの開催となります。応援よろしくお願いします!
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