[REPORT] 11月18日(土) AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series Supported by GRAN TURISMO ROUND.2

2023年11月18日(土)、AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023シリーズ第2戦がオンラインで開催され、トップリーグに「EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川」が参戦した。

EVANGELION e-RACINGが新たにウエインズトヨタ神奈川とタッグを組み、新体制で挑戦した開幕戦は4位と悔しい結果に。しかし出走した鈴木聖弥選手、山中智瑛選手、森本健太選手のドライバー3名全員が安定した速さを見せてくれた。

◆サマリー

第2戦も開幕戦同様に、ヒート1のグリッドを決める予選スーパーラップ、ヒート2のグリッドを決めるヒート1、そして最終的な順位を決するヒート2で構成される。「EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川」は、開幕戦の雪辱を果たすべく、開幕戦と同じドライバー3名が同じ出走順でエントリー。

舞台となったのはベルギーに実在するサーキットであるスパ・フランコルシャン。大きな高低差と激しい天候の変化で知られるが、このJEGT第2戦もレース中に降雨となることが事前にレギュレーションで発表され、タイヤ戦略とウェットでのドライビングテクニックが問われる難しいレースとなることが予想された。

予選スーパーラップを任された、チーム所属2年目の鈴木聖弥選手。直前の練習でも好タイムを記録しており、ポールポジション最有力と見られたが、コーナーからの立ち上がりでわずかに姿勢を崩し、4番手の結果となった。

ヒート1を引き継いだのは山中智瑛選手。ストレートの伸びが良いGRスープラの特性を活かし、2周目に2台をまとめてオーバーテイクし2位にポジションアップ。

次第に雲がサーキット全体を覆いはじめた3周目終盤、先行していた1位のマシンに続く形で山中選手もピットインし、インターミディエイトタイヤへの交換を断行。

しかし、予想に反しなかなか雨は落ちて来ず、ドライの路面でタイヤを痛めることとなってしまった。

そして突如強い雨が降り始めたことで、多くのチームが1周後のタイミングでインターミディエイトタイヤへの交換を実施。一部チームはスリックタイヤでコースに留まる無謀とも思える戦略を取ったが、結果的にはこれが正解であった。

雨は間もなく上がり、路面は次第にドライに変化。挽回を図り、再度スリックタイヤに交換して追い上げを図った山中選手であったが、残り2周では挽回には至らず、10位でチェッカーを受けた。

勝負のヒート2を託されたのは、今期チームに加入した森本健太選手。強い雨の中、各車が慎重にスタートしたものの、早くも2周目には雨が止むという展開。

しかし再び雨が降る予報であったため、各チームがタイヤ交換には踏み切らず、タイヤを労わりながらコースに留まることに。

最後尾から6位までポジションを上げた森本選手であったが、タイヤに限界を感じてピットに入り、再度インターミディエイトタイヤでコースへ。
そのままコースに留まるチームと戦略が割れたものの、大きな挽回は叶わず、7番手でチェッカーとなった。

ヒート1、2いずれも戦略がはまらず下位に甘んじる結果となってしまったが、この順位は決して選手のポテンシャルを表すものではなく、次戦の活躍に期待したい。


◆選手コメント

今回は車にとってはポールを取れるチャンスだったと考えていましたが本番のコンディションに合わせることが出来ず、4位という結果で山中選手にバトンを渡しました。正直悔しいです。もう1台の同じスープラはポールを獲得しているのを考えるとここまで私の持ち味を活かしきれずにいるので私の中の物足りなさを感じました。その後ヒート1で山中選手、ヒート2で森本選手が後方から追い上げる力走を見せましたが、今回のコンディションは雨ということもあり天候に振り回されヒート1は10位、ヒート2は7位という結果になりました。

今回のレースを振り返り、またしても予選で結果が出ずに終わってしまったので後のドライバーが楽にレースを行えるように本番で速さを出せるようにRd.3に向けて頑張ります。

最後に、チーム関係者をはじめ今回も応援して頂きました皆様どうもありがとうございました。Rd.3は私は2度目となるオートサロンで行われるオフライン戦になりますのでここでしっかりと優勝できるようチームに尽力していきますので応援よろしくお願い致します。

鈴木 聖弥

本大会でもヒート1を担当させていただきました。
レーススタートから非常にペースが良く、2位争いに加わることができて2周目に2番手までポジションアップすることができました。ここまでは良かったのですが、その後は天候に翻弄されるレースとなり、10位で終えることになってしまいました。判断ミスもありましたが、ペースもよかっただけに勿体ないミスになってしまいました。チャンピオンの望みは薄くなってしまいましたが、最終戦は何が何でも優勝で終われるように準備をしていきたいと思います。

山中 智瑛

今回天候変化に恵まれず最後尾からスタートし、序盤からペースを上げていましたが、タイヤがキツく前の車に詰まり中々順位を上げられませんでした。シリーズタイトルから少し遠ざかって厳しい戦いになりますが、最終戦はチームでしっかり煮詰めて挑みたいと思います。

森本 健太


◆次回最終戦、2024年1月14日(日)東京オートサロン

次戦は2024年1月14日(日)東京オートサロンのステージにてオフラインで行われる最終戦。舞台は高速コースとして知られるモンツァ・サーキット。引き続き「EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川」の応援をよろしくお願いします。

EVANGELION e-RACING×ウエインズトヨタ神奈川

https://www.eva-e-racing.com/

EVANGELION RACING MEDIA

エヴァンゲリオンレーシングが発信するニュース、レースレポート、商品情報などを公開しています! EVARに関する最新情報はこちらでいつでもご確認頂けます。