[REPORT] 10月28(土) - 29(日) オートポリス D1GP RD.7&8

2023/10/28‐29
コースコンディション:Rd. 7 Rd. 8 ドライ
コース:オートポリス(大分県)

●サマリー

D1グランプリのRd.7&Rd.8が2023年10月28日、29日におこなわれ、「ウエインズトヨタ神奈川 俺だっ!レーシング」が参戦。引き続き「エヴァRT 弐号機 スープラ」のステアリングを握るのは、今季D1初参戦ながらも、強豪のベテランドライバー勢と遜色のない走りで、存在感を示す最上弦毅(げんき)。筑波大会で初ポイントを獲得するも、D1 特有のDOSS採点に合わせ切れず苦戦する苦しいシーズンとなっているが、大会を経るごとにドリフトの迫力と精度は増しており、今季2 度目の追走進出が期待される。


●レポート

Rd.7&Rd.8の会場となったのは、大分県にあるオートポリス。競技区間は例年とほぼ同様。ホームストレートを逆走でスタートし、1セクターで振り出した後、さらに最終コーナーに向けて振り返し、最終コーナーを立ち上がったところでフィニッシュとなるシンプルなレイアウトだが、最初にある右コーナーのイン側にトラックリミットのラインが追加されたことで、さらに角度をつけての旋回が必須となった。すべての区間で車速域が高く、DOSSでの高得点を狙うためには高い車速域を保ちつつ、確実にゾーンを通過させる安定したライン取りや、マシンコントロールが求められる、見た目以上にテクニックを要する難しいコース設定となっている。今季D1 初参戦である最上は、コース自体が初走行。改めて、コースへの順応性の高さやポテンシャルが試される機会となった。


10/28 Rd.7


10月末とは思えない汗ばむ残暑の中、ドライコンディションで行われたRd.7の単走。Bグループでの出走となった最上は、直前のウォームアップ走行時に、スタート直後のシケインに設置されたパイロンに接触し、飛ばしてしまう痛恨のミスにより走行減算ペナルティを受け、2 本目のみの走行となってしまう。

一発勝負に追い込まれた最上は単走2本目、勢いよくコースに飛び込むと、まずはキッチリとゾーン1を通過。そのまま安定感のある走りでゾーン2も通過すると、キレのある振り返しからの大迫力ドリフトを披露。スタートからフィニッシュラインを通過するまで、スピードを落とす事の無い完璧なマシンコントロールで、得点は97.67。
明らかにこれまでとは一線を画す成長した走りを見せ、14 位での追走進出を果たした。


単走に続き、ドライコンディションで行われた Rd.7ベスト16の追走は、単走3位通過の末永正雄選手との対戦。まずは1本目、後追いでスタートした最上は先行の走りに合わせようとタイミングを見計らうも、加速区間でのタイミングが合わずストレートで少し離されてしまった事で、後追いポイントは1.5と厳しいものとなるが、末永選手の第2ゾーンでのインカットや振り返し不足などのミスに惑わされる事なくキレのあるドリフトを展開し、得点は末永選手 95:最上97.5と2.5ポイントのアドバンテージを築くことに成功。他者の走りに影響されることなく自身の状況を冷静に判断するクレバーさを披露した。


そして2本目、先行でスタートした最上は勢いよくコースに飛び込み、1本目と同じくキレのあるドリフトを披露するも、2コーナーで勢い余ってコースアウト。3輪脱輪による5ポイント減点に加え、終始後追いの接近を許してしまい、末永選手の後追いポイントが6ポイント加算となったことで、得点は末永選手98:最上92。トータルで末永選手193:最上189.5と、無念のベスト16敗退となった。 




10/29 Rd.8

Rd.7に続き、Rd.8もドライコンディション。競技区間も同様だが前日より少し涼しく、正に秋晴れのレース日和と言える心地よい気候の中おこなわれた。Rd.7ではD1、2 度目の追走進出を果たした最上はDOSSでも高得点をマークし、走りに安定感が出てきた印象。明らかな成長を遂げており、ベスト8進出への期待がかかる。


Dグループで出走した最上は単走1本目、コースに飛び込むと1コーナーに向け勢いよく振り出すも、ウォームアップ走行でタイヤを十分に温めきれず、そのままハーフスピン状態に。何とか体勢の立て直しを試みたが、2コーナーに向けてのドリフトが維持できず、得点は67.2と苦しい結果となる。

追走進出に向けミスが許されない状況となった最上は単走2本目、慎重になりすぎた事でスタート直後の振り出しが遅れ、ゾーン2に届かずコースアウト。パイロンに接触し、パーツを破損しながらも諦める事無く2コーナーに向けて振り返し、キレのある大迫力ドリフトでゾーン 3を通過。そのままコントロールラインまで走り切るも減点が大きく、得点は93.6。
残念ながら2戦連続での追走進出は叶わなかった。 


オートポリス初走行ながらも、今季2度目の追走進出を果たしたウエインズトヨタ神奈川 俺だっ!レーシング。最上は自身のミスでの減点という悔しさが否めない状況ではあるものの、明らかに「エヴァRT弐号機スープラ」とのシンクロ率は向上しており、マシン、ドライバー共にD1という最高峰の舞台で戦えるレベルまでの進化を果たしていることは、誰の目にも明らかだ。そして現在のラインキングは25位。

残すは11月11日・12日に開催されるRd.9&Rd.10 ODAIBA DRIFTのみ。

引き続き、俺だっ!レーシングへの応援を、よろしくお願いします。 



●最上(ドライバー)コメント

オートポリスは初めて走るコースでしたが、練習日後半には、DOSS 点で予選を通過出来る点数を出すことが出来ました。単走、追走ともに、本番では自身でミスをしてしまい、結果としては、そのミスが影響しての敗退となってしまったので、次戦お台場ではいい走りをしつつ、ミスをしない様に集中して走りたいと思います。 


●レースクイーンコメント

みなさんこんにちは!アスカ役の五十嵐希です。約2ヶ月ぶりのD1グランプリ、オートポリスに行ってきました!サーキットに飛行機で行くのってとてもわくわくするので好きです♪今回の第7.8戦、たくさんの応援をありがとうございました!この前の週にあったレースはとても寒かったと聞いていたので覚悟して行ったのですが2日共晴れて少し汗ばむくらい元気に過ごす事ができました。RQ紹介から始まりスタート地点で応援、ピットウォーク、ウエインズトヨタ神奈川ブースでお手伝いさせていただきました。ファンの皆様のおかげでずっと楽しかったです!7戦は単走で1回しか走れないというプレッシャーにもかかわらず高得点を出せて追走に進出しベスト16入りができました!8戦は単走2本目でリアを破損し得点がでず進出はできませんでした。ですが破損しても最後まで走り抜いた姿はとてもかっこよかったです。毎戦成長していく最上選手に目が離せなくなっている方も多いんじゃないでしょうか!次がもう最終戦!お台場で盛り上がること間違いないですね♪今シーズン最後の闘いを見せてくれる90号車エヴァRT弍号機スープラの応援を、私たちエヴァRQと一緒によろしくお願いします!またね♡

五十嵐希


2023年度エヴァンゲリオンレーシングRQ綾波レイ役の赤城ありさです。
今回の第7戦、第8戦はすっかり寒くなったオートポリスで開催されました。風が冷たくとても冷え込みましたが、会場は寒さに負けない盛り上がりでした。オートポリスの観覧席からはドリフトコース全体が見渡せて、大迫力のドリフトが楽しめましたよ!
第7戦、90号車 エヴァRT弍号機スープラ 最上弦毅選手は単走14位で見事追走に進出。追走トーナメントでは今大会で優勝された末永正雄選手に惜しくも敗れてしまいました。第8戦は、単走31位となりました。
クラッシュする車両も多い中、90号車が帰ってきてくれて、本当に、本当に良かったです。また、エヴァグッズ等を取り扱うウエインズトヨタ神奈川のブースでは、新商品のEVA RACINGキャップが人気を博していました。デザインはこだわりの総刺繍で、ご購入された方も大満足のクオリティでした。ブースにお立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました!俺だっ!レーシングの公式SNSアカウントでは、私たちのショート動画を見ることができます。今回は夕日が綺麗なスポットで撮影したので、ぜひ見てくださいね♡

ご来場の皆さま、配信でご覧の皆さま、エヴァRT弍号機スープラの応援ありがとうございました。次回は11月11日、12日お台場にて開催されます。とても名残惜しいですが、次戦が最終戦となります。引き続きウエインズトヨタ神奈川 俺だっ!レーシングの応援よろしくお願いします!

赤城ありさ



●2023 年ポイントランキング

●エントリー台数

Rd.1&Rd.2 OKUIBUKI:35台

Rd.3&Rd.4 TSUKUBA:40台

Rd.5&Rd.6 EBISU:40台

Rd.7&Rd.8 AUTOPOLIS:40台 

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