[REPORT]TOP LEAGUE ROUND.3 AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series

TOP LEAGUE ROUND.3 AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022 Series

2023/1/14

#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ

EVA RT TEST TYPE-01 RX-VISION GT3

会場:東京オートサロン メインステージ

サーキット:富士スピードウェイ

予選スーパーラップ 5位

決勝レース 10位

チャンピオンシップランキング 3位


昨年9月から戦ってきたJEGT 2022 Series TOP LEAGUEもいよいよ最終ラウンド。

このオートサロンの大舞台で決着する。

#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ はRd.2を終えた時点でシリーズトップに君臨しており、2位に対して10pt以上の差をつけ、今回のRd.3を2位フィニッシュでシリーズチャンピオン獲得という状況で迎えた。

スタート時のグリッドを決めるために事前に行われた予選スーパーラップでは僅かなミスが響いてしまい、5番手となった。

しかしそれでも落ち着いてレースを運べばシリーズチャンピオンを獲得できる算段となっており、チームは決勝前夜も遅くまでオフライン大会に向けたドライバー交代の練習を行った。


そして迎えた決勝日の朝、

当日の機材のセットが想定していたものと多少違いがあり、少しばかりイレギュラーな状態で決勝レースを迎えた。

スタートドライバーを務めるのは宮園選手。悔しさの残ったスーパーラップでの準備を自分で取り返すべくアグレッシブなスタートを披露。

コカコーラコーナー前には#54をパスして4番手に浮上。

更に最終セクションでは#55と#105と激しいバトルを繰り広げて3台ならんで1コーナーへ。

アグレッシブながらもリスクは取りすぎずポジションはそのまま4位をキープし、ラップを重ねる。

この時点の順位ではシリーズチャンピオンを獲得できる状態だ。

そしてタイヤの性能を出し切った8周目にピットイン、鈴木選手にドライバーチェンジした。しかしこの時システム上のタイヤ選択画面での作業がうまくいかずに、タイヤを無交換でピットアウトしてしまった...。レギュレーション上タイヤを交換する必要があり、次の周もピットインしタイヤ交換。1回余分にピットに入ってしまい、この時点でチャンピオン争いの権利は消滅した。結果的には朝判明した僅かなイレギュラー部分が悪い方向へ響き、招いてしまったミスだ。

しかしレースは何が起こるかわからない。チームは少しでも前の順位でフィニッシュしようと落ち着きを取り戻し、レースを続ける。

鈴木選手もペースを取り戻し、少しでも順位を挽回するべくプッシュを続ける。

そして最後は山中選手へステアリングを預け、チームはそれを見守った。

1回ピット作業が多いながらも7位をキープし続け、チャンピオンシップ2位を狙う。

残り2周あたりからソフトタイヤを履く#127が近づき、常に真後ろにつける状況ながら、山中選手が流石のブロックでそのまま7位でチェッカーを受ける。

しかし1回目のピットイン時のミスがペナルティ対象となってしまい30秒加算。

結果は10位となってしまった。


しかしながらRd.1 Rd.2とチームで積み上げてきた大量ポイントがありシリーズ3位はキープすることが出来た。


チームは毎日練習を重ねて、前日も本番同様のセットを作りドライバーチェンジを練習したが、一瞬の僅かなミスが結果を大きく変えてしまい、

シーズン前に全戦優勝でのシリーズチャンピオン獲得を掲げていたチームにとって、決して満足が行く結果ではなかった。

チーム皆が非常に悔しい気持ちであるため、必ずリベンジを果たす機会を作りたい。


最後になりますが、シーズンを通じてご支援いただいた

各スポンサーの皆様、

エヴァンゲリオンレーシングのサポーターの皆様、

ファンの皆様、

各関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

暖かいご声援 ありがとうございました。


[監督&ドライバーコメント]

[佐々木孝太総監督コメント]

まずは2年連続チャンピオンを獲得出来ず申し訳ありませんでした。

今年も最高のドライバーがEVANGELION e-RACING with 広島マツダに集まってくれて開幕戦ではぶっちぎりの優勝と最高のスタートを切りランキングトップで迎えた最終戦、しっかりと準備してきましたがオフライン形式の難しさを改めて感じさせられたレースでした。もう少しレース前の準備がスムーズにいかなかった後のフォローを監督の私が出来ていれば彼らも落ち着いて戦えたと思います。

とはいえ、シリーズ3位も素晴らしい結果です。今年も応援ありがとうございました。


[宮園拓真選手コメント]

連覇を達成すべく予選スーパーラップに臨みましたが、リズムを掴めず5位という結果に終わってしまいました。決勝も100点満点とは決して言えない走りになってしまい、後悔ばかりです。しかし、チームメイトや関係者の皆様のおかげで、総合では3位となることができました。また、シーズンを通して素晴らしい環境の元レースに臨むことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。また、EVANGELION e-RACING with 広島マツダを応援いただいた皆さん、応援のおかげで僕自身高いモチベーションでレースに挑むことができました!大変ありがとうございました!


[山中智瑛選手コメント]

今回の最終戦は昨年よりも更に万全にした状態でレースウィークに入りました。現地に着いてからも佐々木監督にお力をいただきながら念には念を入れた状態でレースに挑んだはずだと思っていたのですが。。。1回目のピットインでのミスが致命傷になってしまいました。その後の担当スティントでは良いペースで周回できたものの、チャンピオンを獲得するには到底及びませんでした。練習では一回も無かったミス。オフラインイベントには魔物がいるんじゃないかと思うほど、レースの難しさを実感しましたね。

それでもシリーズランキングでは3位獲得することができ、各ラウンドで着実にポイントを重ねることができたことが結果につながったと思います。今シーズンは全戦全勝、2連覇を目標に掲げていただけに、応援してくださった皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんな中でもレース後も現地やSNSで沢山の言葉をかけていただいたことは、心の支えになりました。

応援してくださった皆様、一緒に戦ったチームメイトの宮園くん、鈴木くん、草野さん、佐々木監督、スポンサー関係者の皆様、JEGTの運営関係者の皆様、今シーズンもありがとうございました!


[鈴木聖弥選手コメント]

今回のRd.3はオートサロンにてオフラインで1月14日に行われました。予選においては5番手となりましたが、決勝では十分に巻き返せるチャンスはあるので順当に立ち回り次第ではチャンピオンになる可能性は大きかったと思います。第1スティントは宮園選手からのスタートで1つでも前に出る作戦でしたが、予想と異なる形でソフトスタートが私たち含めて4台となかなか前に出れない状態が続き、第2スティントの私へピット交代が行われました。しかし、ピット交代でタイヤを交換せずにピットアウトしてしまう致命的なミスを犯してしまい、ペナルティを覚悟で次の周にピットを入らざるを得ない状況になってしまいました。そこから第3スティントの山中さんにピット交代を行い、レースの結果では山中選手の巧みなブロックにより7位の順位を守り切りました。最終結果はペナルティの秒数を加算して10位でレースを終え、総合では3位という結果になりました。今回のレースに関しては私は普段より自信がありました。しかしオフラインイベントの経験の浅さによりピット交代でミスが出てしまい、ここまで引っ張ってくださったチームの皆様にレースで恩を返すことが出来ず非常に悔しいです。 今シーズンはこれにて終幕になりますが、今回学んだことを次にどう活かすか、次シーズンに向けてどう成長していくかを考えつつまた同じ場所で戦えることが出来るように精進していきたいと思います。改めて、今シーズン一緒に戦ってきた宮園選手、山中選手、草野選手、支えて下さったEVANGELION e-RACING with 広島マツダ関係者の皆様、今シーズン応援してくださった皆様、有難う御座いました。


[草野貴哉選手コメント]

残念ながら目標の全戦優勝、そして2連覇はできませんでしたが、最高なチーム体制のもとチーム内いい雰囲気の中、練習ができみんなが最高のパフォーマンスを発揮することができたかと思います。自分自身も世界大会に出場した3人から学び、Rd.2では自信を待って走ることができました。このような体制で尚且つ最高なチームメンバーと共に戦えて本当に嬉しく思います。シーズン中応援して頂いた皆様ありがとうございました。

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