2022 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.8&9
2022/11/12-13
エビスサーキット バンクコース(福島県)
#90 エヴァRT 弐号機 GRスープラ
横浜トヨペット×俺だっ!レーシング
ドライバー:手塚強選手
2022年11月12-13日におこなわれたD1グランプリ第8戦&第9戦、今シーズンの最終戦となる同大会に、2022年シーズンは沈黙を貫いていた俺だっ!レーシングが、エヴァンゲリオンレーシングのマシンで、遂に姿を現した。チーム名は「横浜トヨペット×俺だっ!レーシング」。真っ赤なエヴァンゲリオン弐号機カラーに一新されたエヴァRT弍号機スープラを駆るのは、D1にドライバーとして参戦するのは5年ぶりとなる大ベテラン、手塚強。エンジンは今回のために新たに組み上げられた3.4L仕様の2JZ-GTE。タイヤはヨコハマタイヤのアドバンネオバを装着する。
今季、最終2連戦の会場となったのは、福島県にあるエビスサーキットのバンクコース。昨年の大改修によって、西コース内に新たに設置されたバンク部分を使うレイアウトだ。スタート直後の直線から緩やかにアーチを描く1コーナーまではスピード重視となりがちだが、そこから第3セクターでの振り返しや第4セクターで待ち受ける傾斜強めのバンクに向けてのスピードコントロールが、勝利に向けた大きなカギとなる。さらに第5セクターに向けて、下り坂での振り返しも考慮してのライン取りも外せないなど、テクニカルなレイアウトとなっている。今季、横浜トヨペット×俺だっ!レーシングとしては最終戦にして初戦となるが、幸いこのバンクコース自体でのD1開催は今回が初。全ドライバー、初走行というイコールコンディションで、手塚がどこまで食い込めるのか、期待が高まるところである。
11/12 Rd.8
手塚は朝一のチェックランでマシンの最終確認をおこない、第8戦の単走決勝へ。抽選で決定した出走順はAグループの3番手。単走1本目、手塚は勢いよくコースに飛び込むも、練習走行でのコンクリートウォール接触やダートへの脱輪など、ミスによる心理的影響からか第2セクターからの振り出しやバンク中の振り返しの鋭さなど、勢いが足りない印象。走行ラインが少しズレたことでゾーン3を僅かに外し、得点は93.2点に留まる結果となる。
続く単走2本目。追走進出に向け後がない手塚は、1本目を上回るアグレッシブさでコースに飛び込むと、ストレートで一気に加速。フェイントを入れ、しっかりと角度を付けた迫力ある振り出しを決めるが、第3・4セクターに向けた勢い不足は否めず、得点は96.1。バンク部分に多少の苦戦を見せるもブランクを感じさせない走りを披露し、11位で追走への進出を決めた。
単走に続き、ドライコンディションで行われた追走トーナメントベスト16で手塚は、最終組で登場。蕎麦切広大選手(Q60)との対戦で、一本目は後追い。距離感をしっかりと合わせながら勢いよく蕎麦切選手の懐に飛び込むも、振り出し位置が少し早すぎ、イン側に大きく外すライン取りとなってしまう。手塚のミスとほぼ同時に先行の蕎麦切選手も1コーナーで角度をつけ過ぎ、大きく流れて失速。双方のミスが重なり、あわや接触というところで見事なマシンコントロールを見せ、ギリギリ回避するも、車体の角度が戻ってしまい両者厳しい展開に。2台はそのまま走り切り、それぞれフィニッシュラインを通過。結果的に蕎麦切選手のミスという判断となり、蕎麦切82:手塚90と8点のマージンを築くことに成功した。
追走2本目、先行でスタートした手塚は、後追いの存在を気にせず自身の走りに集中。コースに飛び込むと、ストレートでしっかりと車速を乗せ、フェイントを入れて勢いよく振り出しを決めるなど、キレのあるドリフトを披露。そのまま全てのゾーンをしっかりと通過し、そのポテンシャルの高さを証明する走りを見せた。そんな手塚にアグレッシブに距離を詰める後追いの蕎麦切選手は、勢い余ってラインを大きく外して失速。その後も攻めた走りを展開するも、車体を大きく戻すなどミスを連発し大幅減点。蕎麦切67:手塚97と手塚が圧勝する流れ。2本トータルでの得点でも、蕎麦切149:手塚187と大きく差をつけ、手塚は見事ベスト8への進出を決めた。
ベスト8の対戦相手は末永正雄選手(S15)。最終組で登場した手塚は1本目、後追いでスタート。ストレートから末永選手の勢いにしっかりと合わせこみ、1コーナーからの振り返しもタイミングは抜群。大幅に後追いポイントを獲得する走りが期待されたが、バンク最上段で先行車両に追いつきすぎたことで失速。その後は先行車のタイヤスモークが激しく、視界不良で行き場がわからなくなり、振り返しのタイミングがずれてしまったことで、マシンの右フロントをイン側のコンクリートウォールに接触させてしまい、そのままコースアウト。左側面を大きく破損する大クラッシュを喫してしまう。手塚自身も自力でマシンから脱出出来ないほどのダメージを負い、緊急搬送。以後の走行はリタイア届を提出したことで、最終順位は8位となる。その後、手塚は搬送された病院で精密検査を受け、骨折などの異常はないことが確認された。
11/13 Rd.9
前日に引き続きドライコンディションで行われた、2022年シリーズの最終戦となる第9戦。コースレイアウトは前日と同様で、西コースに新設された今年初開催のテクニカルなレイアウトとなっている。前日に大破したマシンは、足回りの交換やエアロの修復等、メカニックによる決死の修復作業により、何とか日付が変わる前に修理を完了。最終戦当日の朝には、走行できる状態で再車検を受けることができた。ドライバーのメディカルチェックも問題なく通過し、Rd.9への出走許可が出ると、まずはクラッシュの影響や問題が無いことを確認するためのチェック走行を実施。チェック走行は3本のアタックのみとなるので、1本目と2本目で車に問題が無いことを確認し、3本目には5~6割くらいでのアタック。左コーナーのみ若干トラクションが抜ける傾向に気づくも、これ以上の確認走行が出来ないことを踏まえ、最小限の修正をおこなって単走に挑むこととなった。
単走1本目。出走順はDグループの4番手。クラッシュ後初めての全開走行ということもあり、スタートと同時にストレートでしっかりと車速を乗せるも第3セクターで振り出しきれず。ゾーンは全て通過したものの、全体的に小さくまとまった印象で、得点は92.5と沈んでしまう。単走2本目は追走進出をかけ、決死の飛び込み。ストレートからフェイントまではかなり良いライン取りでキメるも振り出しきれず、少しふらつきながらもアクセル全開でバンク中の振り返しやゾーン2もしっかりと通過。その後、若干トラクションが抜けてアクセルが踏めなくなるトラブルがでるも、戻り減点が取られない程度に角度を修正。ベテランとしての対応力の高さを見せる走りでフィニッシュまで走りぬき、95.9点を獲得。前日の大クラッシュを払拭する走りで、14位でのベスト16進出を果たした。
ベスト16追走での対戦相手は、昨日クラッシュを喫した際と同じく、末永正雄選手(S15)。第8戦のリベンジとも言える組み合わせで、追走1本目は後追い。手塚は前日のミスを踏まえ、先行する末永選手のマシンから少しマージンを取りながらしっかりと振り出した後、その距離感を保ったまま勢いよくバンク最上段に飛び込むも、エンジン回転を少しストールさせてしまう。このミスにより少し離されてしまいながらも最終コーナーまで一気に走り切り、末永97、手塚97.5で若干のリードを築くことに成功した。
2本目は先行。ストレートから振り出し、勢いある走りでバンクまでの大迫力ドリフトをキメ、そのポテンシャルの高さを見せつけた手塚だったが、アグレッシブに飛び込んでくる後追いの末永選手の接近を終始許してしまう。さらに気負い過ぎたが故か、ゾーン3を外す痛恨のミスも相まって、得点は末永101、手塚93。合計で末永198点、手塚190.5点と、悔しくもベスト16敗退となった。
なお、第9戦の最終順位は14位。最終2連戦のみの参戦にもかかわらず、シリーズランキングは19位と善戦。チーム、ドライバー共に、ブランクを感じさせない走りを披露することができた形となった。
[手塚強選手:コメント]
今回は途中参加でのスポット参戦で、決定したのが1か月半ほど前。その間にテストなどを数回しただけで、本戦に挑みました。
5年ぶりの参戦、初めて乗る車、初めて走るコースでの参戦となったため、この結果に満足している訳ではありませんが、自分の中では60点くらいはつけても良いかなと思っています。チームワークは私の中で100点でした。
エンジニア、メカニック、横浜トヨペット様のメカニック、その他、大人数のチーム体制で、報告・連絡・相談、声掛けなど、すべてにおいて完璧で、何の不安もなく走ることだけに集中できる環境でした。
今まで、今回のような大きなチーム体制での参戦はしたことがなかったので、とても新鮮で、また得るものも大きく、大変勉強になりました。クラッシュやトラブルなどがあり、メカニックやチーム員全員に多大な迷惑をかけてしまいましたが、その都度何もなかったかのように車を直して頂き、何が起きても走らせてもらえることに、本当に感謝の気持ちしかありません。
また両日ともに単走と追走の間の時間でグリッドウォークがあり、久しぶりの参戦にも関わらず、とてもたくさんのファンの方々がサインや写真撮影にきてくださり、「待っていました」や「おかえりなさい」、「また手塚さんの走りが見れて感動しています」、「手塚さんが出るから久々にD1を見に来ました」などなど、いろいろと声を掛けてくださり、とても嬉しく思いました。
各スポンサー様、チームオーナー、チームスタッフの方々、そしてファンの皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
[五十嵐希×アスカ:レポートコメント]
こんにちは!式波アスカラングレー役の五十嵐希です♪
11月12.13日に開催されたD1GP第9戦、最終戦にマリ役のせいこっこと行ってきました!
皆さん、応援ありがとうございました。
私はトレッサ横浜で行われた参戦発表イベントで2号機カラーリングのマシンを拝見していたので最終戦が本当に待ち遠しかったです♪
走る姿とてもかっこよかったですよね!第9戦に大クラッシュしてしまい手塚選手もマシンもかなりダメージを受けてしまいましたが遅くまで直してくれたメカニックさん、前日の事を思い出させないくらい攻めて迫力あるドリフトを見せてくれた手塚選手に感動しました。
今年は中々サーキットで活動する機会がなかったのですが、こうやって俺だっ!レーシングさんとまた一緒に戦えて嬉しかったし楽しかったです!
これからもエヴァンゲリオンレーシング、俺だっ!レーシングの応援よろしくお願いします♡またねー‼︎
五十嵐希
[霧島聖子×マリ:レポートコメント]
こんにちは、エヴァンゲリオンレーシングRQ2022真希波・マリ・イラストリアス役の霧島聖子です!
11月12日、13日にD1GP シリーズの今シーズンラストを飾るEBISU DRIFTが開催されアスカ役のんちゃんとマリ役霧島聖子の2名がエビスサーキットで活動してきました!
私たちが応援したのは横浜トヨペット×俺だっ!レーシング90号車 エヴァRT 弐号機 GR スープラ手塚強選手
このEBISU DRIFT 2戦へのスポット参戦のマシンです!!
弐号機カラーのマシン、とってもかっこよかった~。初号機の時も思いましたが細部までこだわっていて流石だなぁと…!
告知が11月に入ってからで急遽となりましたが駆けつけて下さったみなさん、私に会いに来てくれたファンの方ありがとうございました!!
私たちはエヴァレーシングのブースで物販お手伝いもしました。弐号機のTシャツと俺だっ!レーシングのパーカーが新商品でどちらも人気でしたよ。ご購入くださった皆さん本当にありがとうございました!ノベルティでマリステッカーを選んでくれた方も更にありがとうだよっ♡
Rd.8が開催された土曜日は風は強めだったけどお天気がとても良くて寒さもそこまで感じませんでした!
EBISU DRIFTではグリッドウォークも復活していて、各チームのドライバーさんやRQさんのファンの方々がそれぞれの所に並んでサインを貰ったり記念撮影したりとても賑わっていました!これぞ D1GPという感じのアットホームな雰囲気!たくさん撮影ありがとうございますっ☆
90号車 手塚選手は単走11位でベスト16入りし追走トーナメント進出!!その後も追走1回戦は勝ち進みベスト8入りとなりました!2回戦で大クラッシュのアクシデントがあり本当に心配しましたが手塚選手は無事で、マシンもメカニックさんがたの夜通しの懸命な作業のおかげで無事復活し翌日Rd.9にも出られるようになりました!本当に良かった。
日曜日のRd.9は生憎の曇りのち雨土曜よりも冷え込んでおりました。
この2日間、お昼ご飯は俺だっ!レーシングのようこさんが作ってくださったんですが本当に本当に美味しくて感激しました。土曜のそぼろ丼も日曜に食べた豚汁もカレーも美味しすぎて、そしてサーキットで食べるあったかご飯が最高すぎて…!ありがとうございました!今度お料理教えてくださいm(*_ _)m笑
そういえば今シーズンのD1GPの単走、追走のルール説明のナレーションも私が担当しているんですが会場にいたみなさん、ライブ配信をご覧くださっていた方々気づいてくれましたか??気づかなかった方はいますぐアーカイブをチェックだっ!!!
私たちRQは単走や追走で自分が応援するマシンが走行する時に専用のカメラに向けて手を振ったりして応援します。会場のモニターにも、ライブ配信にも映ってたでしょ?
最終戦 Rd.9ではエヴァRT弐号機GRスープラ手塚選手は単走14位で追走トーナメント進出!前日のアクシデントで体調が万全では無い中気迫ある果敢な走行でベスト16入りとなりました!手塚選手は気さくなかたで、グリッドウォークでも沢山お話してくださって2日間ありがとうございました!グリッドウォークで配っていたサイン入りのカード、私も欲しかったなぁ…
今シーズンのD1GPでもマリ役として登場する事ができて本当に嬉しかったです!!
エヴァンゲリオンレーシングRQ2022の活動もこのD1GPが暫定ラストという事で、ファンの方からお疲れ様でしたの花束も頂戴しました!!駆けつけてくれただけでも嬉しいのにお心遣いまで本当に感謝です。
今シーズンも応援して下さったみなさんお世話になった関係者様方ありがとうございました!!
霧島聖子
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