[REPORT] JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE GRAND FINAL

AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021 Series TEAM BATTLE GRAND FINAL

2022/1/15

#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ

EVA RT TEST TYPE-01 RX-VISION GT3

会場:東京オートサロン メインステージ

サーキット:スパ・フランコルシャン

予選スーパーラップ 2位

決勝レース 優勝


昨年10月に開幕を迎えたJEGTも集大成となるGRAND FINALを迎えた。

EVANGELION e-RACINGは、Round2こそ想定外のペナルティにより決勝レースに上がることが出来なかったが、Round1、Round3と優勝を果たし、圧倒的な速さと強さを実証出来ている。

前戦終了時のポイントランキングは3位ではあるが、トップとの差はわずか4ポイント。シンプルにこのGRAND FINALで優勝すればシリーズチャンピオンを獲得出来るというシチュエーションであるため熾烈な戦いが予想される。EVANGELION e-RACINGはさらにチームワークに磨きをかけるため準備を積み重ね、優勝だけに狙いを定め気合十分で会場に乗り込んだ。

会場となるのは東京オートサロンのメインステージ。また使用するサーキットはスパ・フランコルシャンという世界でも屈指のテクニカルサーキット。さらに15周のレースでは3人のドライバーがドライバーチェンジを行うことが必須とされているため、まさにドライバーの力量・集中力・マシン特性・チーム戦略全てが試される、シリーズチャンピオンを決めるのに相応しい舞台となった。


事前に行われた予選スーパーラップでは宮園選手が担当し、トップとは僅差ながら2番手グリッドを獲得。そして、その宮園選手が決勝もスタートドライバーを務める。

そして、いよいよ決勝レースの火蓋が切って落とされる。2番手からスタートした宮園選手は1周目のストレートエンドで早くもトップを走るの#105に並びかけるも、ここでは前に出れず後ろから様子を伺う。しかし仕掛ければ3番手の#55もすぐにチャンスを狙ってくる難しい状況の中、落ち着いてタイミングを見計らう。

3周目の1コーナーを綺麗に立ち上がり、続く名物コーナーであるオールージュも上手く通過。そして、長いストレートで#105に並び掛けクリーンにオーバーテイク!EVAがトップに浮上した。前に出てからは宮園選手のペースは素晴らしいものがあり、5周目のピットインまでに後続車両に4秒の差をつけた。

そして、ミスなくドライバーチェンジを終え、龍選手がコースに復帰し良いペースでラップを刻んでいく。しかし、7周目のストレートエンドで#105に先行を許す。それでも龍選手は落ち着いて、もう一度抜き返すチャンスを待ちながら追いかけた。

10周目に龍選手が仕掛ける!1度のチャンスを完璧にものにしてトップを奪還。そして、予定通り11周目にピットイン。

ここでも練習を重ねたピットワークが光りミスなくドライバーチェンジを終え、アンカーの山中選手に全てを託す。

コース復帰時点で#105に対して差を広げる事に成功し、山中選手は危なげない走りで徐々に後続を引き離しはじめる。そしてファイナルラップまで完璧な集中力を維持し、トップでチェッカーフラッグを受けた!

そしてこの瞬間シリーズポイントランキングも逆転を果たし、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

終わってみればシリーズ全4戦中、3戦で優勝を飾り、絶対的な強さを見せることが出来たが、

それは宮園選手、山中選手、龍選手、草野選手、佐々木孝太総監督とチームの全員でシュミレーションを重ねチームが一丸となり成しえた結果である。

各スポンサーの皆様、

エヴァンゲリオンレーシングのサポーターの皆様、

ファンの皆様、

各関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

暖かいご声援 ありがとうございました。


[監督&ドライバーコメント]

[佐々木孝太総監督コメント]

まずはこの状況下で、オフライン大会でファイナルを開催してくれた関係者の皆様に感謝致します。監督の主な仕事はオフラインという事でドライバー交代時の効率を上げる為のリアルで得た知識と交代前に各ドライバー達に自信を持たせ、不安を少しでも払拭出来るよう心がけました。メンタルが人一倍強い山中選手、集中力とスピードがピカイチの宮園選手、レース毎に強くなった龍選手、そしていざという時の草野選手。

本当に最高のドライバー達、最高のスタッフ、そして最高のスポンサーが一つになって勝ち取れたチャンピオンです。

EVANGELION e-RACINGwith広島マツダ総監督

佐々木孝太


[宮園拓真選手コメント]

今回は予選とレースのスタートドライバーを担当し、予選は2番手という結果で、最低限の目標であったフロントローは獲得できたものの、ポールポジションは奪取できませんでした。そのため、レース本番では、何としてでも自分のスティントの中で先頭に立つことを、強く意識していました。実際にその狙い通り、2番手以降と差をつけた状態で龍選手へとバトンを繋ぐことができ、自分の役割を全うすることができました。

レース全体を通しては、龍選手と山中選手が僕以上の、完璧なレース運びをしてくれました。草野選手も含め、ドライバー4人全員で一緒に練習を重ねてきたことが、レース本番で活きたのだと思います。また、ピット交代の手順や無線の役割分担についても、佐々木監督をはじめとするチームクルーの協力のおかげで、スムーズに行うことができました。そのため、優勝という結果は、チーム一丸となって獲得できたものであると、強く実感しています。

改めて、EVANGELION e-RACING with 広島マツダの一員として優勝することができ、最高に嬉しいです。素晴らしい環境を用意してくださったチームやスポンサーの皆様、そして応援してくださったファンの皆さん、ありがとうございました。そして、JEGT関係者の皆様、ありがとうございました。


[山中智瑛選手コメント]

今回のグランドファイナルは優勝すれば自力チャンピオンを決められることから、これまで以上にドライバー間同士のコミュニケーションを増やし、お互いの良いところも悪いところもアドバイスしあい、全員が完璧な状態で臨める体制を準備することを心がけて練習に取り組んできました。

その練習の結果もあり宮園選手が2番手からトップをダッシュするとギャップを作ってくれ、龍選手も一度は逆転されるも抜き返してトップで私にバトンをつないでくれました。

任された最終スティントはピットイン時のドライバー交代を完璧に素早くできたことで、TC CORSE SPK e-SPORT Racingの菅原選手との差をスリップストリーム圏外まで広げることができ、あとは自分のペースでレースをすることができました。最後まで差を少しずつ離すことができたのも事前の練習で徹底的に速く走ることを突き詰めたことがこのような形で結果に繋がりました。

特に今回ならではのレギューレーションとしてドライバー交代がありましたが、佐々木総監督、大山監督や草野選手とも最速でできる方法を最後の最後までやり尽くした結果が、この結果に繋がりました。

JEGTでは初タイトルを獲得することができ、EVANGELION e-RACING with広島マツダのドライバーとして参戦でき、最高の結果を残すことができて大変嬉しく思っています。応援してくださったファンの皆さんはもちろんのこと、チームメイトの宮園選手、龍選手、草野選手、そして佐々木総監督、大山監督、広島マツダ様をはじめとするサポートの皆様のおかげで今シーズンのレースができましたこと感謝申し上げます。


[龍翔太朗選手コメント]

今回のラウンドファイナルでは第2スティントを担当させて頂きました。

第1スティント担当の宮園選手の素晴らしい走りもあり、ベストな展開で山中選手へ繋げることが出来ました。

どのようにすれば優勝に繋がるか、チームの皆で何度も練習を繰り返したことが結果に繋がったのだと思います。

ドライバーの宮園選手、山中選手、草野選手、佐々木監督、チーム関係者様、そして応援して下さった皆様、シーズンを通して沢山のサポートを頂き本当にありがとうございました。

シリーズチャンピオンを獲得でき、言葉にならないほどに嬉しいです。


[草野貴哉選手コメント]

あの東京オートサロンの大舞台で、独特な雰囲気と緊張感のある中、速さはもちろん、そして安定感を持って走った3人は本当に凄いと思いながら見ていました。

自分もチームの一員として、グランドファイナル優勝、そしてシリーズチャンピオンを獲得した瞬間を一緒に喜ぶことができ本当に嬉しかったです。

約4ヶ月に及ぶシーズンをチームと広島マツダ様をはじめとするサポートして頂いた皆様と一緒に戦えて本当に嬉しく思います。

そして何より、強力なメンバー3人と戦えて自分自身も優勝を経験することができ本当に感謝しております。

2021シーズンをサポートして頂いた皆様、そして応援して頂いた皆様、ありがとうございました。

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